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レビューの際に調査地をGoogleMapsで紹介すると面白いかも。今日の論文は有名なココ
Living in a ghetto within a local population: an empirical example of an ideal despotic distribution Oro D ECOLOGY 89 838-846 2008 不均一な環境で、動物たちは適応度を最大にしようと良い生息地を探す。分布に関係する有名なモデルは2つあり、一つは動物が理想的な全知性をもち、自由に移動できるときの、理想自由分布(IFD)。もう一つは、ある個体たちが質の良い場所を独占して他の個体たちを追いやる、理想専制分布である(IDD)。 本研究は、キアシセグロカモメのコロニー内でIDDが見られるかどうかをで調べたもの。このコロニーには質の異なる2つの繁殖地のパッチが隣接している。10年以上にわたる調査の結果、若い個体が質の悪いパッチに入っていた。彼らは繁殖に失敗した後、高質パッチへの移動を試みるものの、高質パッチの個体に追い出されていた。さらに、低質パッチの個体の適応度は、高質パッチのものより低かった。これらの行動データは、IDDをサポートする。 しかし、IDDでは個体群密度が高くなるときに低質パッチが利用されるのだが、本研究では高質パッチがあまっていた。もしかすると、同種が高密度で繁殖するサブコロニーにひかれて近くに巣を構えたその場所が、繁殖には不適な場所だったのかもしれない(ある種のevolutionary trap)。
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| 2009-12-25 16:25
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