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「行動生物学辞典」(東京化学同人)が出版されました。
「動物の行動にかかわる全領域をカバーする本格的辞典」(帯より)が出版されました。「今どき辞典?」と侮る無かれ。動物の行動に関する項目だけで600ページ以上、300名をこえる動物行動学者たちによる力作は、思った以上に面白い。もちろん、「バイオロギング」もあります。研究会のメンバーも大勢執筆しています(例えば研究会幹事では、北大のUさん、Wさん、Mさん、極地研のTさん、依田)。ぜひ、手にとって見て下さい。 詳しくは http://www.tkd-pbl.com/book/b146232.html #
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| 2013-11-27 11:10
【終了しました】
日本バイオロギング研究会シンポジウム@名古屋大学、は終了しました。約90名の参加者となり、研究会シンポ最大の規模となりました。招待講演者の皆様、参加者の皆様、有り難うございました。 招待講演者をお招きした時点で、面白くなることは分かっていましたが、想像以上に「すごい」シンポになったと思います。いまだに考える事が多く、消化し切れていません。企画して良かった、と思えるシンポでした。参加者の方にも楽しんで頂けたなら幸いです。 ===== 詳しくはこちら 来る11月12日(土)、名古屋大学にて、日本バイオロギング研究会第7回シンポジウムを行います。今回のテーマは「バイオロギング x 認知生態学(Bio-Logging meets Cognitive Ecology)」です。バイオロギングを用いて野生動物の認知現象を扱った研究をテーマ講演者の方々に発表して頂きます。またテーマでの講演以外に、一般の発表もポスター発表として募集致します。学生ポスターの中から、少数名の優秀賞の選考と奨励金贈呈もおこなう予定です。多くの方々のご参加をお待ちしております。 日本バイオロギング研究会・第7回シンポジウム(11月12日)のお誘い 名古屋大学大学院環境学研究科・依田憲 日本バイオロギング研究会・第7回シンポジウムは、名古屋大学にて行います。今回のテーマは、「バイオロギング x 認知生態学(Bio-Logging meets Cognitive Ecology)」です。 ※テーマ講演以外に、一般の発表もポスター発表として募集致します。多くの方々のポスター発表をお待ちしております。 ■「認知生態学」ってナニ? 「認知」とは、動物の意志決定や情報処理に関連する脳内プロセスのことです。そのため、認知というと、神経生理学や心理学を思い浮かべる人も多いでしょう。しかし、動物の情報処理の「デザイン」(なぜそのように進化したのか)を理解するためには、野外での行動観察が欠かせません[1]。動物の認知プロセスは行動だけでなく、生理、形態、生活史、生態環境にも影響を及ぼし、結果的に適応度を左右するので、これらの観察も重要です。こうした認識は、環世界を唱えたユクスキュルから、エコロケーションのグリフィン、最近では「認知生態学」というムーブメントに受け継がれています[2]。 ■バイオロギング x 認知生態学 バイオロギングはすでに様々な形で認知的な設問を扱っています。「動物たちの不思議に迫るバイオロギング」を見ても、ウミガメがどのように進路を決定しているのか[3]、ウが獲物をどのように探知し、食べるのか[4]など、認知に関わる研究が目白押しです。バイオロギングが黎明期から成熟期へと入った今、バイオロギングによる認知研究を集めて、その可能性を議論したい、というのが今回の企画の動機です。 講演をお願いした方々は、4つの異なるアプローチを用いています。野生動物の認知に関わるパラメータ(音や映像)をバイオロギングで実測している方、高精度の行動情報を分析することによって認知的な側面を抽出している方、脳や神経などの至近的なメカニズムを研究している方、そして動物行動学・認知科学的な研究を行っている方。 バイオロギング研究者だけでなく、各分野の第一線で活躍される方々に集まっていただけました。「ほかの動物が世界をどう認識しているかを我々が完全に理解できるわけはないが、そこに近付くことはできる[5]」、さて、そのとき、バイオロギングは「認知生態学の核」たり得るでしょうか。「Bio-Logging vs Cognitive Ecology」、皆様のご参加をお待ちしております。 1 Byrne & Bates (2011) Cognition in the wild: exploring animal minds with observational evidence. Biology Letters. 7, 619-622. 2 Cognitive Ecology~The Evolutionary Ecology of Information Processing and Decision Making. R. Dukas (ed.) 1998. 3動物たちの不思議に迫るバイオロギング(京都通信社)楢崎友子p36-39. 4 動物たちの不思議に迫るバイオロギング(京都通信社)坂本健太郎p22-24. 5 Rivas & Burghardt (2002) in Cognitive Animal (Bekoff, Allen, Burghardt eds) #
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| 2011-07-20 10:57
教え子の結婚式でスピーチ(人生初)。
Social Interactions of Juvenile Brown Boobies at Sea as Observed with Animal-Borne Video Cameras Yoda K, Murakoshi M, Tsutsui K, Kohno H PLoS ONE 6(5): e19602 ヒトも含む動物の子どもは、他人と関わりをもちながら成長する。未熟な子どもは、他個体、特に経験や知識をもつ大人についていこうとするだろう。本研究では、カツオドリの幼鳥に小型ビデオカメラ(行動に悪影響を与えないように、体重の2.5%以下の重量に抑えている)を装着し、幼鳥がどのように他個体と関わりながら成長するのかを調べた(ビデオ装着は飛ぶ海鳥では世界初)。 その結果、カツオドリの幼鳥は、積極的に他個体を追跡して飛んでいた。特に成鳥を見つけると、長い時間追跡していた。また、同種・他種が採餌している所に参加し、頻繁に採餌を行っていた。これらは、餌探索の下手な幼鳥が、社会的情報をうまく利用して採餌を行っていることを示唆する。 #オープンアクセスのPLoS ONEなので、上記リンクから誰でも論文、映像を見ることができます。 #WIREDに取り上げられました。このタイトルが「Booby Cams Capture Young Seabird Social Lives」。「Booby Cams」で大騒ぎになってます……(Boobyはカツオドリだが、別の意味あり)。 #LIVE SCIENCE、 HUFFPOSTで記事になりました。 #
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| 2011-05-12 09:52
献本感謝。東京大学の佐藤克文さんが文を担当した「ぺんぎん ぺんぎん ドボン ドボン」。採餌、生理、集合的意志決定、捕食者回避、コミュニケーションといった話題がさりげなく盛り込まれている。
元ネタはアデリーペンギンの同調潜水行動。すでに論文になっている。 絵本としても楽しい(絵は平子真理さん)。南極で調査した時も思ったが、氷上のアデリーペンギンは「和」のイメージだ。 #
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| 2010-11-10 13:43
北海道大学の綿貫豊さんが執筆した「海鳥の行動と生態〜その海洋生活への適応」が出版された。
「海鳥学」はこれまで長い間、陸上での生態観察に限定されてきた。海へ飛び立った(あるいは潜った)海鳥を追い掛けることはできなかったからだ。つまり、「海鳥」学と言いながら、実際は「陸鳥学」だったと言える。この本は、工学技術を導入し、真の『海鳥学』を確立した著者が、最先端の成果を纏めた一冊。 amazon.co.jp #
by b-logging
| 2010-06-23 18:26
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